清掃を疎かにするお店は流行らない?

今日は店舗清掃、特に飲食業界についてはお話をしていこうと思います。
飲食業において「食の安全は何よりも最優先されるべき」ですし、そういった思いでお店で働いている人が多いと思います。
しかし、これがスローガンだけで行動に移されていなければ、実は意味がありません。

長い間、店舗清掃に関わっていると、【流行るお店・流行らないお店】はレジ周りと玄関と調理場を見れば、概ねわかる様になってきました。
今日は飲食業を営むお店こそ、店舗清掃を入れるべき理由と【流行るお店・流行らないお店】について詳しく解説しましょう。

流行るお店と流行らないお店

【1】レジ周り

《流行るお店》
物が少なく、すっきりした印象で、もちろん清掃も行き届いています。

《流行らないお店》
不要なものが多く陳列され、会計済みのレシートや伝票が散乱していたり、埃をかぶっていたりします。

店舗清掃をするべき理由

お会計の際にお客様はレジ付近まで来たり、通ったりすることもあると思いますが、人気のあるお店や流行っているお店はレジ周りが清潔です。
お会計というのは、お客様に感謝を伝える場所でもあり、お客様にとっては最後の印象となる重要な所です。
そこを疎かにすると、いくらいい接客やいい料理でおもてなしをしても、また来たい!と好印象を残す事が出来なくなってしまいます。
だからこそ、入念に清掃をしておく必要があるのです。

【2】玄関

《流行るお店》
窓やドアはもちろん窓枠やドアの接続部分に至るまで、細かな所まで清掃が行き届いています。
もちろん床もキレイに磨き上げられて、お客様が非日常を感じる為の準備が出来ています。

《流行らないお店》
そもそも清掃が行き届いておらず、お客様が最初に目にする場所であり、お店のイメージを左右するという事が理解できておらず、
汚いままでお客様を迎え入れている店舗が非常に多い様に感じます。ほうきで掃くのを店舗の場合は決して清掃とは言いません。

【店舗清掃をするべき理由】
お店の玄関や入口はお店の第一印象を決めると言っても過言ではありません。
清潔であれば、期待値も高まるでしょうし、その後の料理や接客が楽しみになります。
清潔に清掃がされていないと、最初からマイナスからのスタートとなってしまい、お客様をリピーターとする事が難しくなります。
飲食業においては、リピーターは非常に重要です。リピーター獲得の戦略の最初に手をつけるべきが玄関・入口の清掃です。

【3】調理場

《流行るお店》
全てが整理整頓され、順序立てて物が陳列されています。毎日しっかり清掃をしているからでしょう、油を使うガスやオーブンの周りもピカピカに磨き上げられています。

《流行らないお店》
雑多に調理器具が置かれて、導線を無視した配置となっており、油汚れや埃汚れが目立ちます。

【店舗清掃をするべき理由】

お客様は見ていないようで事細かにお店の中を観察しています。汚い調理場で調理されて料理に食欲が湧くでしょうか?
当たり前ですが、キレイな所で作られた料理の方がいいでしょう。冒頭でも話した様に食の安全は何をおいても最優先されるべきであり、
昨今特に消費者の目は厳しくなっていますから、なおさらです。大手のファミレスやファストフードも調理場の清掃意識は近年格段に高くなっています。