水道管の中は赤サビだらけ?

普段見えない水道管。その状態はサビだらけになっていることもあります。

自治体でも水道管内の清掃を実施していますが、それはあくまで公共部分のみで、住居部分の水道管内はノータッチです。

集合住宅では定期的に水道管に高圧の水と空気を放出し、メンテナンスを行っていることもありますが、
戸建て住宅ではマンションのように住民での取り決めがないため、家主が自主的に水道管の清掃を依頼する必要があります。

水道管内がサビるとどうなる?

昔は鉄で作られた水道管が主流でしたが、現在では樹脂素材の水道管が増え、サビにくくなっています。
しかしどんな素材でも劣化しますから、年数が経てば水道管内にサビが発生する可能性があります。

そして、赤サビが発生すると以下のような状況が発生します。

・水が鉄っぽい味がする
・水に赤みがある
・水が臭う

水が透明ではなくなりますから、洗濯したばかりのワイシャツが、うっすらピンク色になっているなんてことも。

サビを放置し続けると管に穴が開く

水の味や見た目に変化出てからも、水道管のメンテナンスをしないままでいると、
サビが侵食し、最悪のケースでは水道管に穴が開いてしまうこともあります。

水道管は地中にあり状態がわかりませんから、穴が開いてもしばらく気付くことはできないでしょう。
水道料金が高くなったのを見てはじめて、漏水を疑うようになると思います。

水道管のメンテナンス方法

換気扇やエアコンの掃除は自分でできるという方も、水道管内の清掃はプロに任せるしかありません。

価格は蛇口の数や家の大きさによって変わりますが、4万円~8万円程度が相場となっています。
1万円を切るなどあまりにも低価格ですと、悪質業者のおそれが高いので依頼するのは避けてください。

メンテナンスの頻度は5年~10年に1回やれば十分です。

それから業者に依頼する時に気を付けて欲しいのが、水道管と排水管の違いです。
水道管内のサビ落としには排水管の高圧洗浄ではなく、水道管(給水管)の清掃が必要になります。

排水管洗浄の方がメジャーなので、間違って排水管洗浄を依頼しないようにしましょう。

まとめ

水道管の中は見えないので、状況がまったくわかりません。
ですので、水に異常がでたら自分で判断せずに専門家に見てもらいましょう。

いつまでも放置していると、水道管の交換が必要になってしまうかもしれませんよ。