医療現場の清掃事情

2020年に入り、新型コロナウイルスの影響が多方面に広がり現在は大変な事態となっています。そしてそれは店舗を構えている飲食店さんや衣料品店さんなどもその影響を多分に受けているのではないでしょうか。外出自粛の影響で店舗を構えるお店の多くは売上の激変に苦しんでいる状況だと思います。そしていくら衛生面に気をつけていても、お客様が全くいない状況では難しいのも事実です。

そしてこれから新型コロナウイルスの影響で大変な事になるのが予想されるのが医療現場です。
医療現場の衛生面について、不安に思われるかもしれませんが、日本の医療現場の衛生面は世界基準で考えても、かなりハイレベルです。

医療現場の衛生管理

1:滅菌作業・菌検査

新型コロナウイルスがこれだけ流行している中で、感染防止のために欠かせないのが減菌作業なのです。病院内の微生物の状況を把握して、薬剤や消毒を適正に使っていくことが求められます。これは医療現場の清掃を主としてプロの方が主に担当をしますが、減菌作業を徹底する事で少しでも院内感染のリスクを軽減する事ができます。

2:クリーンルームの清掃

区域ごとに区分けを徹底して、院内の感染を未然に防ぐ事が重要です。院内感染は医療現場にとって深刻な問題であり、多くのリスクを秘めています。
通常、医療現場の清掃プロの場合は「清潔区域」「準清潔区域」「一般清潔区域」「一般区域」「高度清潔区域」「汚染管理区域」「汚染拡散防止区域」と区分けをして、
そこに使う用具さえも区域ごとに分けて、徹底した管理をしています。

3:洗浄度管理業務

OPルーム、ICU、CCU、NICUと言われる高度清潔区域は専門性の高いプロが業務にあたっており、適正な薬品・薬剤を使って徹底的に清掃をおこなっています。

法律で厳しく定められている

日本の法律に則って、かなり細かくそして制約があるのが、病院内の衛生管理です。
やはり日本人はこまめで几帳面な性格であることもあり、大多数の病院が高いレベルで衛生管理を行っています。
コロナウイルスの状況でありながら、医療崩壊が水際で食い止められている理由の一端には、こうした高いレベルの衛生管理があり、そしてそれは清掃のプロが現在身体をはってやっている事を覚えておきましょう。