珪藻土のお手入れ方法と便利グッズ

天然鉱物の珪藻土は吸水性や消臭効果、調湿性に優れた素材です。
最近は、バスマットやコースターなど、お家のなかで活躍する珪藻土グッズもたくさん販売されています。
しかし、珪藻土の商品はメンテナンスを怠ったり誤った使用をしたりすると、性能が低下し、場合によっては壊れてしまうため注意が必要です。

そこで、珪藻土グッズの適切なメンテナンス方法と、さらにお家で活用できる便利なおすすめ珪藻土グッズをご紹介します。

メンテナンスして長持ち。珪藻土の正しいお手入れ方法

珪藻土グッズは適切なお手入れをしないと吸水性などが低下してしまいます。
珪藻土を長持ちさせる、正しいお手入れ方法を確認していきましょう。

毎日できるお手入れ方法

日陰干し

珪藻土を長持ちさせるためには、定期的に干して乾燥させることが大切です。
直射日光に当てると割れやすくなるので、日陰で干しましょう。
特にバスマットなど毎日使うものは、お風呂から上がった後に壁に立てかけて陰干しすると良いです。
そうすることでカビや異臭の発生を抑えることができます。
  

水で洗う

汚れが見つかったら水で洗いましょう。
ポイントは、洗剤は使わずに水だけで洗います。
洗剤の粒子が珪藻土に入り込んで吸水性が低下する恐れがあるため注意が必要です。
ただし、商品によっては水洗いができないものもあるので、必ず説明書などで確認しましょう。
もし、水洗いのできない商品があれば、水でぬらしたタオルで全体をよく拭いてください。
拭き終わったら、陰干しでしっかりと乾かすことも忘れずに。
  

2.吸水力が落ちてきたときのお手入れ方法

汚れが落ちずに吸水力も低下してきたら、以下のようなお手入れ方法を試してみましょう。
 

紙やすりで磨く

汚れが落ちずに吸水力が低下している場合、きめの細かい紙やすりを使って表面を磨きましょう。
簡単に削れます。
終わったらハケや掃除機で珪藻土の粉をしっかり落とします。
ちなみに珪藻土を磨きための専用やすりも販売されているので、使ってみるのもおすすめです。
磨く際は、細かい粉末が落ちてもよい場所や屋外で、できれば呼吸器官に入らないようにマスクを着用して行いましょう。
  

カビ落としを使う

珪藻土コースターやバスマットの汚れが気になる場合、漂白成分が入った市販のカビ落としスプレーを使用できます。
ただし、泡が内部に浸透しないように、スプレーしたら早めに水で洗い流し、よく拭いて陰干ししましょう。
商品によっては漂白成分が含まれるスプレーが使用できないものもあるので、事前に確認しましょう。
  

珪藻土はわれることも

珪藻土は使い方を間違えると割れることがあります。
例えば、珪藻土バスマットの場合、数cmの段差程度でも過度な圧力がかかると割れてしまいます。
過度な圧力で割れることがあるため、凹凸のない場所に置くことが大切です。
特にバスマットは段差に注意して配置しましょう。
浴室のような常に水にさらさせる環境に置き続けると、耐久性の低下につながるので注意しましょう。
珪藻土のコースターやスプーンなど手に取って使うものは、落下などの衝撃で欠けたり、割れたりことがあるため、こちらも要注意です。

割れてしまった場合は

どんなに注意していても、珪藻土が割れてしまうことはあります。
バスマットの場合、端部分が欠ける程度の小さな割れであれば、その部分をカッターで削り、紙やすりをかけて角をとれば、使える可能性があります。
もし、マットとして使用ができないくらい大きな割れならば、割れ目部分を丁寧に加工して、押し入れや靴箱、トイレなどの調湿や脱臭剤として転用するのもよいです。

家中で大活躍する珪藻土の便利グッズ

吸水性が優れた珪藻土は、お家のさまざまなところで活躍してくれます。
 

バスマット

珪藻土グッズの定番といえば、やはりバスマットです。
速乾性があり、家族が順番にお風呂に入っても、このバスマットならいつでも表面がサラサラで快適です。

石鹸置き

浴室や洗面台で使う石鹸はどうしても乾きづらく、ヌメっとしがち。
そんなお悩みを解決してくれるのが、珪藻土の石鹸置きです。
浴室使用を想定して作られた耐久性に優れたアイテムだから、お風呂場でも安心して使用できます。
もちろん不要な水分をしっかり吸収するので、いつでもカラッとした石鹸が使えます。

歯ブラシスタンド

歯ブラシは水場で使い、水にぬれたまま収納することも多いでしょう。
そのため、実はカビや雑菌が繁殖しやすいアイテムでもあります。
そんな歯ブラシも、速乾性と吸水性に優れた珪藻土歯ブラシスタンドを使うことで、衛生的に保つことができるでしょう。
歯ブラシスタンドは速乾性で歯ブラシを衛生的に保ちます。
  

キッチンスプーン

珪藻土スプーンの魅力はなんといっても、乾燥剤としての役割を兼ねていること。
湿気で固まりやすい砂糖や塩などの調味料も、コーヒーや日本茶の湿気対策としても、保存容器に珪藻土スプーンを一緒に入れておくだけでケアできる優れものです。

コースター

珪藻土コースターを使えば、グラスやコップなどの水滴でテーブルがぬれる心配がありません。
お手入れの手間がかからないのでオフィス用にも向いています。
  
吸水力や乾燥力のある珪藻土グッズは、お家の中で幅広く活躍してくれます。
正しい使用方法できちんとお手入れをすれば、長く愛用できるのも珪藻土グッズの魅力です。
お気に入りの珪藻土グッズを見つけたら、しっかりお手入れして長く活用しましょう。