掃除のプロに依頼した方がよい掃除箇所

家の中には掃除しなければいけない場所がいくつもあります。
キッチンにトイレにお風呂、さらにはベランダや玄関も。

階段があり、床面積の広い戸建てはなおさら大変です。

「自分の家なのだから何が何でも自分で掃除したい」「私はキレイ好きだから問題ない」という人も少なくないかもしれません。

最近ではSNSや動画投稿サイトで色々な掃除方法を教える人が散見され、本来ならハウスクリーニング業者にお願いすべき箇所でも、自分で行えるのではないかと考える人が増えています。

確かに自分で家中の掃除が出来るのは素晴らしいことです。
しかし、プロに依頼して任せた方がよい掃除場所があります。

エアコンの清掃

一般的な壁掛けエアコンの分解洗浄は、やっているのを見ていると簡単そうに見えますが、見るのと実際にやるのは違います。
エアコン部品の多くは樹脂とアルミなどの金属です。
その為取り外す際や掃除中に破損してしまうことが多々あります。
特に年数が経っている場合は余計に壊れやすく、風向きを変えるルーバーと呼ばれるパーツや表面のカバーの爪は少し力が加わるとすぐにパキっと折れてしまいます。

電子部品は頑丈にカバーされているわけではない為、過って水をかけてしまうと故障の原因に。

他には洗剤のすすぎ残しでしばらくしてから異臭が発生するようになったり、排水処理が上手く出来ずに壁紙が水浸しになってしまうこともあります。

換気扇のシャッター

プロペラタイプの換気扇は外側にシャッターがあります。
屋内の油と屋外の空気が直接当たるので、非常に汚れやすい部品です。
べったりと油がついたシャッターを見ると、一枚一枚羽を取り外して洗いたくなります。

分解する際はそこまで難しくないのですが、組み立ては意外に複雑で元通りに戻せなくなる可能性があります。
それから、シャッターに使われている部品は小さい物ばかりで、紛失にも気を付けなければいけません。

洗濯機の分解洗浄

重曹や酵素系洗剤を使った洗濯槽のクリーニングは低リスクで誰にでも行えます。
さらに一歩進んで洗濯槽を外して水洗いする際は注意が必要です。
そもそも分解洗浄が出来ない構造の洗濯機もありますし、専用の工具がないと取り外しが不可能な洗濯機があります。

分解洗浄不可のタイプにもかかわらず無理矢理バラそうとすれば当然壊れてしまいます。
また、取り外し可能な機種でも、洗濯槽を外す際に腐食していたネジが折れてしまったり、洗浄中に濡れてはいけない部分に水がかかってしまうなど、予期せぬ事態も起こることもあるでしょう。

まとめ

せっかくキレイになっても壊れてしまってはどうしようもありません。
今回挙げた3つはハウスクリーニングを依頼しても、何万円もかかるようなことはなく、比較的安価な部類です。

どうしても自分で行いたい場合を除いて、お掃除のプロにお願いしたほうが賢明でしょう。