フロアコーティングとワックス、おすすめはどっち?

床の塗装といえばワックスが主流でしたが、今はコーティングを選択する方も増えています。
今回は、ワックスとコーティングの違い、おすすめはどちらなのか説明します。

ワックスとフロアコーティングの違い

耐久性

ワックスは樹脂製・油性・水性など様々な性質のタイプがありますが、
どれも耐久性がなく3か月~1年ごとに塗り直しが必要です。

フロアコーティングの種類はウレタン・ガラス・シリコン・UVコーティングなど。
耐久性は短いもので5年、長いもので30年も塗り直さなくていいものもあります。
ワックスより10倍以上長持ちです。

耐薬品性

ワックスはアルコールや塩素系洗剤が付着すると塗膜がはがれてしまいます。
小さいお子さんがいる家庭は、床をアルコールで除菌したい場合もあると思いますが、残念ながら使用できません。

コーティングは耐薬品性にも優れているので、アルコールをスプレーしても大丈夫です。
そのかわり一度施工してしまうと、簡単にはがしたり再施工は基本的に不可となっています。

施工費用

初期費用に関してはワックスに分があります。
しかし、ワックスは定期的に塗り直しが必要になるため、メンテナンスを考えるとそれほど安くはありません。

コーティングは初期費用こそ高いですが、一度施工したあとは日常清掃をするだけでよく、
長い目で見ればワックスよりお得です。

おすすめのタイミング

ベストな施工タイミングは、ワックス・コーティング共通で新築時やリフォーム直後です。

入居前だとまだ床が綺麗なので、一番きれいな状態を保てます。

すでに家具が入っていると、それをどかしながら作業するので時間がかかりますし、
プロの掃除屋さんが慎重に家具を移動しても、多少の傷はさけられないでしょう。

また塗装を乾かしている間は、部屋が使えません。
何部屋も施工する場合は、家を空けなければいけなくなり不便です。
入居前に完了するようにすれば、部屋を使えない煩わしさはなくなります。

おすすめはどっち

コーティングがおすすめです。
特に新築や床を張り替えたばかりの場合は、初期費用は高くなってしまいますが、
ほぼコーティング一択でしょう。

きれいなうちに施工すれば、簡単なメンテナンスでその状態を維持できます。

ただ入居してから数年経っている、床に傷が複数できている場合はワックスをおすすめします。
その状態でコーティングをしたとしても、すでに床についている傷は消えませんので、
次のリフォームでのコーティングのためにお金を回しておきましょう。