ごみの分別、きちんとできていますか?

昨今はSDGsも社会的に大きな話題となり、「ごみの排出者としての責任」という考え方が広まっています。
今まで以上にリユースやリサイクルを考え、ごみを正しく分別できるようにならなくてはいけません。
このコラムでは、ごみを捨てる時の分別の方法、間違えやすいポイントなどについて紹介していきます。

①ごみの分別方法は自治体により異なることがある

焼却炉の性能、条例などの理由で、どのごみに分別されるかが地域によって異なることがあります。
自宅や事業所がある自治体のホームページなどを必ず確認し、分別方法を間違えないようにしましょう。
特に分別方法が異なりやすいのがプラスチックで、地域によって「可燃ごみ」「不燃ごみ」「プラスチックごみ」などの区分で分別されます。
プラスチックごみの区分がある場合、食べ物や泥などで汚れているプラスチック(リサイクルできない)と汚れていないプラスチック(リサイクルできる)もきちんと分けるようにしましょう。

②リチウムイオン電池、スプレー缶は不燃ごみではなく「有害ごみ」

不燃ごみはごみ収集車やごみ処理場で細かく砕かれ、埋め立て地に埋め立てて処理します。
この細かく砕く段階で、リチウムイオン電池やスプレー缶が混じっていると発火するおそれがあり、大変危険です。
実際に、リチウムイオン電池の発火でごみ収集車が火災となった例もあります。
これらのごみは自治体で決められた方法に従い、必ず安全に処理できる方法で廃棄しましょう。

③事業ごみを家庭ごみと一緒に出してはいけない

営利、非営利にかかわらず、事業活動によって出たごみを「事業ごみ」と呼びます。
事業ごみを家庭ごみと一緒に出すことは、法律で禁止されています。違反すると「不法投棄」として罰則が科されることがあります。
必ず、認可された廃棄物処理業者に回収や処理を委託するようにしましょう。