まるで自然界の清掃業者?お掃除好きなアニマルをご紹介します!

身の回りを清潔に保ちたい。そんな理由から掃除をしてもらうのはどうやら人間だけではないようです。
自然界にも、清掃業者のように掃除をして利益を得ている動物たちがいるのです。
今回は、そんなキレイ好きかもしれない動物たちをご紹介していきます。

ホンソメワケベラ

魚類の中には、クリーナーフィッシュ(掃除魚)と呼ばれる魚たちがいます。
クリーナーフィッシュとは、他の魚の体表に棲む寄生虫や、古い皮膚細胞を好んで食べる魚類の総称です。

代表的でよく知られた魚に、ホンソメワケベラというベラの仲間がいます。
ホンソメワケベラは、スズキ目ベラ科の体長10cm程度の魚で、太平洋やインド洋の暖かい海に広く分布しています。
日本でも、房総半島より南の海域で、サンゴ礁や岩礁の付近に生息しています。

さて、ホンソメワケベラはどのように他の魚の掃除をするのでしょう。
大きな魚に恐る恐る近づいて行って、捕食されないようにしながら皮膚や寄生虫を食べるのでしょうか。
実は、ホンソメワケベラを見つけると、他の魚のほうから寄ってくるのです。大きな魚であれば、口を開いて寄ってきます。
捕食するためではなく、ホンソメワケベラに口の中をきれいにしてもらうためです。
海の魚たちも、ホンソメワケベラを捕食するより、きれいにしてらったほうが良いということを知っているのです。

このようにしてホンソメワケベラは、捕食されるのを防ぎながら、自分の餌を得ることができるのです。
両者にこうした習性がある理由は明らかではないのですが、共生関係が成立しているという説が有力とされています。

ウシツツキ

陸上にも、他の動物の体を掃除して生きる生き物がいます。
ここでは、ウシツツキという鳥類の仲間である、アカハシウシツツキをご紹介します。

アカハシウシツツキは、スズメ目ウシツツキ科の体長22cm前後の鳥です。
灰色の体で腹部は白っぽく、目を囲む黄色いリングと、名前の通りの赤いくちばしが特徴です。
南アフリカ共和国や南スーダンなど、アフリカ大陸の南部や東部の地域に生息しています。

アカハシウシツツキは、キリンやゾウを始めとした大型の哺乳類と共生関係にあり、
口腔の食べかすや皮膚にあるダニなどの寄生虫を食べて栄養を得ています。
さらに、大型哺乳類の体の上に乗ることで、ワシやタカなどの捕食者から身を守ってもらってもいるのです。

まとめ

いかがでしたか? 今回は、自然界で掃除のような行動を取る動物たちをご紹介してきました。
掃除をすることで利益を得ている動物たちに、身の回りをきれいにしてもらおうとする動物がいるということがお分かりいただけたと思います。

掃除のプロフェッショナルに清掃してもらいたいと考えるのは、どうやら人間だけではないようですね。

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