汚部屋はあなたのメンタルを壊す!

汚部屋はあなたのメンタルを壊す!

皆さんは週に何回部屋の掃除をしますか。最近では「家事代行サービス」が普及してきたので、週に一回他人に掃除をしてもらっているという人も少なくありません。ですが、やはりそういったサービスはまだまだ一般的というには遠く、自分で掃除機をかけたり、拭き掃除をしているという人がほとんどだと思います。一人暮らしをしているとどうしてもゴミを出すのが面倒だったり、水回りの掃除が苦手だということで、放置してしまう人がいます。一人で暮らしている以上、そのスペースはその人のテリトリーなの第三者が文句を言うことではありませんが、実は部屋の汚さによって人間の精神状態は悪化するということがわかっているのです。そこで今回は、いつも掃除を後回しにしてしまう皆さんが少しゾッとするような、「汚い部屋とメンタルの関係」についてお話ししていきたいと思います。

散らかった部屋があなたの精神状態に悪影響を及ぼす根拠

なぜ散らかった部屋はあなたの精神状態に悪影響を与えると言えるのでしょうか。それの説明には、心理学で立証されたとある説が利用できます。その立証されたことというのは、建物や車の窓が割れた状態で放置していると、その周辺地域の治安は悪化するというものです。これは「ブロークンウィンドウ理論」と呼ばれている、心理学の世界では非常に有名な理論です。その他にも、ゴミが路上に放置されたままの状態だと窃盗率が上昇することも分かっています。小さな気遣いやケアで解決できるようなことでも、それを放置してしまうと、凶悪犯罪などの件数までも比例して上昇していくということが立証されています。

ブロークンウィンドウをあなたの部屋掃除に当てはめると

この理論をあなたの部屋の掃除に当てはめると、最初は鼻をかんだティッシュを机の上に放置していただけなのに、気づけばペットボトルや缶までもが山積みになっているのです。これ(ティッシュ) が許されるんだからこれ(缶・ペットボトル)も良いだろうという思考に無意識に切り替わってしまうのです。小さなリミッターが外れることによって、次はその少し上も大丈夫、その次はこれも大丈夫だと無意識にあなたはリミットを解除していくのです。

それによって、最悪の場合にはいわゆる「ゴミ屋敷」と言われるような状態にまで悪化してしまいます。さらに、それを改善するためにはあなたの無意識に刻み込まれた常識をアップデートしていかなくてはならず、一朝一夕で為せる事ではありません。「まぁいっか」を放置することによって、あなたの精神状態は徐々に悪化していくのです。

まとめ

今回は、汚い部屋は私たちのメンタルを悪化させるというお話をしました。
今回のお話のキーワードは「ブロークンウィンドウ理論」です。小さなゴミの放置でも、それ以上のリミッターを徐々に解除するようになってしまいます。一度外れたリミッターを修正するにはかなりの時間を要し、第三者からのケアが必要になる場合もあります。日頃の小さな心がけによって防げることなので、今日からは「まぁいっか」でゴミを放置するのはやめましょう。